代表あいさつ

友成晋也 みなさん、こんにちは。「アフリカ野球友の会」代表を務める友成晋也(写真右端)です。

 この会は、私がガーナ・ナショナル野球チームの初代監督を務めたことをきっかけに、野球を通じてアフリカと日本の相互理解、交流を続けていきたい、という思いで立ち上げました。

 会の名称には由来があります。1999年の9月に南アフリカ共和国のヨハネスブルグで行われたシドニーオリンピックのアフリカ予選。ガーナは惜しくも準決勝で敗退しましたが、その大いなるチャレンジを称え、アフリカ野球連盟の会長が一通の手紙をくれたのです。そこには、「日本に帰国後、『FRIEND OF AFRICAN BASEBALL』を設立し、アフリカ野球とのかかわりを持ち続けてほしい」と書かれていました。そこで設立したのが、「アフリカ野球友の会」です。

 21世紀を迎え、人類の科学技術の進歩は目覚しいものがありますが、その一方で、今なお世界中で紛争が絶えません。我々人類の未来に明るい希望を創るために、そして、次世代にそれを引き継いでいくために、一人一人が考え、行動を起こさなければならない、と私は考えています。

 また、人類の歴史上、紛争が絶えたことはありません。その要因のひとつに異人種、異宗教、異文化に対する「偏見」「無知」「無関心」の3要素があります。そこから敵対心や防衛本能が生まれているのではないでしょうか。

 しかしながら、現代は情報通信の発達と交通手段の飛躍的向上により、人々の往来はより活発化し、国境の壁も低くなりました。互いにもっと理解し合えば、前述3要素を取り除くことが可能になるかもしれない。そんな期待も生まれています。

 異なった人種、宗教、文化を乗り越え、お互いを理解しあうための近道のひとつが、スポーツです。ともに汗をかいた仲間は、外面的要因を乗り越え、人間同士の距離感を縮めます。なかでも、団体プレーと個人プレーが融合した野球は、詳細に設定されたルールのなかで、直接的な接触なく戦う稀有なスポーツです。ある意味、理想的な人間社会を凝縮したスポーツといえるでしょう。

 また、野球の基本はキャッチボールですが、相手のとりやすいところに向って投げる、それたボールは自分が動いてとってあげる、いいボールには「ナイスボール」「ナイスキャッチ」と声をかけあう。これこそが「相手を思いやる」基本的な人間関係を築くためのコミュニケーションに必要な要素であると思います。

 特定非営利活動法人「アフリカ野球友の会」では、アフリカ等開発途上国の人々と、野球などのスポーツを通じ、相互理解と親善、交流を促進する活動を行っています。「偏見」「無知」「無関心」をなくすための情報提供や親善を深める機会づくりに取り組むことが、日本社会はもとより、広くグローバルな公益に寄与するものと考えています。

 「キャッチボールで世界を平和に」。みなさんも、ぜひ参加してください。

「アフリカ野球友の会」代表 友成晋也

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アフリカと白球

アフ友代表を務める友成の「アフリカと野球」に関する著書。